
2026年2月28日以降、イランが米国・イスラエルによる攻撃への報復として、UAE(アラブ首長国連邦)にミサイルと無人機を大量発射しました。ドバイの国際空港や有名ホテル、港湾施設などで火災や損傷が発生。UAE全体で死者3人、負傷58人が確認されています。日本人旅行者も多いドバイでは航空便が大幅に乱れ、外務省が危険情報を「レベル2」に引き上げました。
発端は米国・イスラエルの先制攻撃
- 2月28日 米国が「Operation Epic Fury(オペレーション・エピック・フューリー)」を開始。イランのミサイル基地や指導部を攻撃。
- 同日 イランが報復。UAEを含む湾岸諸国の米軍基地や周辺施設を標的に、弾道ミサイル165発・巡航ミサイル2発・無人機541機を発射(UAE国防省発表)。
イラン側は「自衛権行使」と主張していますが、UAEは「主権侵害」と強く非難。攻撃は民間施設にも及び、「湾岸の安全神話」が揺らいでいます。

ドバイの主な被害(当局・大手メディア確認)
ドバイでは迎撃の破片が落ちて被害が出ました。当局は「直撃」ではなく「迎撃に伴う落下物」と説明しています。
- ドバイ国際空港:コンコースに軽微な損傷、スタッフ4人負傷。乗客は事前に避難し、事態は比較的早く収束。
- パーム・ジュメイラ地区:高級ホテル(Fairmont The Palm)などで火災、4人負傷(当局は「incident=事案」と表現)。
- ブルジュ・アル・アラブ:外装に小規模火災(迎撃破片が原因と複数報道)。負傷者なし。
- ジェベル・アリ港:バースで火災(負傷者なし)。港湾運営会社DP Worldが一時停止。
#InPics | Satellite images reveal thick black smoke rising over Dubai’s skyline as Iran’s attacks continue, with before-and-after visuals showing damage across key industrial zones in Dubai, United Arab Emirates.
— IndiaToday (@IndiaToday) March 2, 2026
Images dated February 24 show normal activity at an industrial… pic.twitter.com/mkz1BCisBD
迎撃落下物による火災の衛星写真、ジェベル・アリ港とDXBの北側のシャールジャとの境くらいから黒煙があがっている様子
GCC諸国の被害状況
- バーレーン:攻撃の一環として、マナマの米軍第5艦隊基地が標的となった。また、住宅やクラウンプラザホテルなど、民間施設も攻撃された。
- カタール:アル・ウデイド空軍基地とアメリカのレーダーシステムが攻撃を受けました。さらに、国際空港も標的となりました。2月28日、カタールはイランがミサイル44発と無人機8機を発射したと発表しました(これらの数字の信頼性は評価できません)。
- クウェート:セーラム基地やクウェート国際空港など複数の場所が攻撃された。
- サウジアラビア: 2月28日、リヤドの米キング・ファハド空軍基地とサルマン国王の本部がミサイル攻撃を受けた。
- ヨルダン:ヨルダンでは、アズラクのムワッファク・アル・サルティ空軍基地が複数回ミサイル攻撃を受けました。ヨルダンは全ての攻撃を迎撃したと発表しました。しかし、イルビドのアル・ハシェミ通りにミサイルが落下したとの報道がありました。
- イラク:イラクでは、アルビル(イラク・クルディスタン)のアル・ハリール基地とアイン・アル・アサド基地など、複数の米軍基地が攻撃を受けました。ジュルフ・アル・サハル地域でも攻撃があったと報告されています。イラクの親イラン民兵は、同日16件の作戦を実施したと発表しました。これには、イラクおよび周辺地域の米軍基地に向けて数十機の無人機を発射することが含まれていました。これは、イランによる直接的な行動と、地域的な代理勢力を通じた行動の組み合わせを示しています。
- オマーン:ドゥクム港が2機の無人航空機による攻撃を受け、1名が負傷したと報告されています。さらに、オマーン沖約5海里で石油タンカー「スカイライト」(パラオ籍)が攻撃を受け、乗組員20名のうち4名が負傷し、乗組員は避難しました。
UAE全体の被害まとめ(国防省3月1日発表)
- 死者:3人(パキスタン・ネパール・バングラデシュ国籍の出稼ぎ労働者とみられる)
- 負傷:58人(軽傷中心)
- アブダビでも空港関連で死者1人・負傷7人(全体に含まれる可能性)
経済面では空港閉鎖・港湾停止で航空便・物流が大混乱。ドバイ金融市場も2日間閉場しました。
日本政府の対応(外務省)
UAE全土を危険情報レベル2(不要不急の渡航は止めてください)に引き上げました。滞在中の皆さんへ:
- 最新情報をこまめに確認
- 不要不急の外出を避ける
- 航空便の欠航・遅延をチェック
- 米軍基地など軍事関連施設に近づかない
- 落下物・不審物に触らない
注意! 旧映像がSNSで拡散中
UAE当局は「2021年のジェベル・アリ港火災の古い動画が『今回の被害』として出回っている」と明確に警告しています。撮影日時と提供元が明らかな大手メディアの映像・衛星画像だけを信じてください。
エミレーツ航空、ドバイ発着便全便を欠航
エミレーツ航空は、同社によるドバイ発着の全便を3月3日火曜日のUAE時間午後3時まで運休すると発表した。
エミレーツ航空の旅行最新情報では、今週旅行予定の人が知っておくべきことが説明されています。最新情報には次のように書かれています。
今から 3 月 5 日木曜日までに旅行を予約している場合、選択肢は次のとおりです。
- 代替便への再予約。 当初の旅行日から20日以内であれば、ご希望の目的地への別の便への再予約が可能です。旅行代理店でフライトを予約された場合は、旅行代理店にお問い合わせください。エミレーツ航空で直接予約された場合は、 こちらをクリックしてください。
- 払い戻しの申請。 エミレーツ航空で直接予約された場合は、払い戻しフォームにご記入いただくことで払い戻しを申請できます 。旅行代理店で航空券を予約された場合は、旅行代理店にお問い合わせください。
今後の見通し
状況はまだ流動的です。イラン側の追加攻撃の可能性も指摘されています。ドバイ旅行やビジネスを予定されている方は、フライトの変更や延期を検討し、外務省海外安全ホームページやUAE公式メディア(WAM、Dubai Media Office)を必ずチェックしてください。
その他のドバイの記事

ドバイで空飛ぶタクシーが現実に Uberアプリから予約可能へ

2026年ドバイのラマダン期間中に、毎日花火が見れるスポット

JRAレーティング上位馬から見る 2026年ドバイワールドカップデーの注目馬

2026年ドバイワールドカップ:30周年を迎える競馬イベントの観戦詳細

ドバイが先進モデル、不動産トークン化プロジェクト第二段階へ

ドバイが新巨大観光スポット「アル・ライアン・オアシス」を発表

ドバイの未来的交通手段「グライドウェイズ(Glydways)」とは?

エミレーツ航空が東京(成田)便を増便!新たに「毎日1便」追加で1日2往復へ

ドバイ・ループ計画始動、最初の拠点ルートを発表

ドバイチョコの次なるトレンド!韓国発「ドバイもちクッキー」が日本でも拡大中

今年開始予定のUAE旅客列車、開設時の11駅には何がある?

UAEのアブダビで、世界初となるAIインストラクターによる自動車教習指導

ドバイ、世界初の「金でできたストリート」を建設へ

【2026年度版】ドバイメトロの乗り方ガイド – Nolカードの購入とチャージ方法

エミレーツ航空、ドバイに12,000人規模の客室乗務員村を建設へ

ドバイ生まれでスキードバイで学んだUAE選手が冬季オリンピックに初出場

UAEのTikTok投資が世界を変える?米中技術覇権争いの行方

Pax Silicaとは? UAEがアメリカ主導のAI同盟に加入し、中東のデジタルハブへ加速

ドバイに初の自動運転タクシー制御センター開設






