
AIイメージ
アブダビのYas Driving Academy(ヤス・ドライビング・アカデミー)は、運転学習者の教習に適応型AI(人工知能)技術を導入するUAE(アラブ首長国連邦)首都圏で初めての自動車学校です。このシステムは、改装されたAvatr 12電動車に搭載され、15インチのタッチスクリーンからアバター形式のAIインストラクターがアドバイスを提供します。将来的には、人間インストラクターの役割を一部置き換える可能性があり、運転教育の未来を変える革新的な取り組みとして注目されています。
AIインストラクターの仕組み

Victor Besa / The National
学習者は車に乗り込み、QRコードで本人確認を済ませると、システムが自動的にその日の練習メニューを通知します。AIはドライバーの顔の表情、行動、運転中の反応をリアルタイムで読み取り、個人の運転スタイルを学習します。例えば、シートベルトの着用、ブラインドスポットの確認、ミラーのチェックなどの基本的な安全指示を促したり、間違った車線からラウンドアバウトに入った場合に正しい方法でやり直すよう指示したりします。
Yas Driving Academyの技術責任者であるOmar Mallat氏は、「人間インストラクターを置き換えるシステムを導入しました。AIはドライバーの顔、行動、反応を読み取り、ミスが発生したら即座に修正します」と説明しています。
このAIは生徒の弱点を詳細に分析し、レッスンをカスタマイズするため、人間インストラクターよりも迅速で包括的なフィードバックが可能だそうです。将来的には、AIが教習の大部分を担い、道路上の運転品質を向上させる効果が期待されています。
ただし、最初は人間インストラクターが基本的な指導を行い、ある程度のスキルが身についた段階で、指定されたゾーン内でAIが単独で教習を担当します。現在は人間の関与が残っていますが、技術の進化により完全にAI化される可能性もあります。
UAEでのAI活用の広がり
この取り組みは、アブダビの統合交通センター(ITC)とYas Driving Academyの提携によるもので、運転教育とテストの効率化を目指しています。UAE国内ではすでにAIが活用されており、ラス・アル・ハイマ(Ras Al Khaimah)では警察のスマートテスト村でAIを導入し、テスト待ち時間を最大80%短縮しています。また、ドバイの道路交通局(RTA)のTadreebプログラムでは、膨大なデータをAIで分析して学習者の弱点を特定しています。
アブダビのこのAIインストラクターは、安全で効率的な運転学習を実現する一歩です。日本でも自動運転技術が進む中、こうしたAI活用は参考になるでしょう。Yas Driving Academyの取り組みは、GITEX2025(国際技術展)で世界初のAIトレーニング車両として紹介され、Tatweer Middle East and Africa社とのパートナーシップで開発されました。
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