今日のドバイ
26
AED/JPY 41.49

ドバイのカジノ事情

更新日:

アラブ首長国連邦の「ドバイ」、「アブダビ」、「ラス・アル・ハイマ」で噂されてきたカジノ合法化への動きを、明確な情報を元に、最新の情報をお伝えしていきます。

ドバイとその周辺で、カジノが期待されるリゾート&ホテルグループ

ウィン・リゾーツ

場所:ラス・アル・ハイマ、マルジャン島

カジノに対する動向:カジノライセンス取得済み
リゾートがオープンと同時に、ゲーム体験も行われる予定だとウィン・リゾートがコメント

現状:2024年10月4日にUAEで初となるカジノライセンス取得を発表
2027年のオープンを予定しており、カジノも同時に体験できる予定。

MGMリゾーツ

場所:ドバイ、ジュメイラビーチ&アブダビ

カジノに対する動向:カジノライセンス申請中(アブダビ)
UAEの首都でカジノライセンスを取得できることを「期待している」とCEOビル・ホーンバックル氏がコメント

現状:UAEのアブダビでカジノライセンスを申請済み。審査待ち。

バンヤンツリー

場所:ドバイ、ブルーウォーターズ・アイランド

カジノに対する動向:
ソロヴィヨフのCEOマイケル・ハーシュマンは、ニューヨークのカジノプロジェクトでバンヤンツリーと提携するというニュースで業界を揺るがし、ドバイのシーザーズパレスのブランド変更を反映した潜在的な展開を示唆した。

現状:シーザーズパレス施設をリブランドして運営。

ブルガリリゾート

場所:ドバイ、ジュメイラ・ベイ・アイランド

カジノに対する動向:興味なし
UAE がギャンブルを合法化する可能性があるという憶測を受けて、ブルガリ ホテルズ & リゾーツは、自社施設にカジノを追加することに興味がないとコメントし、明確な立場を表明しました。

シーザーズパレス

場所:ドバイ、ブルーウォーターズ・アイランド

カジノに対する動向:撤退
ブルーウォーターズ・アイランドでゲーミングが可能になることを待ち望みながら非ゲーミングリゾートを運営していましたが、2023年のGCGRA設立の1週間後に撤退を発表しています。

ドバイのカジノについて現状とわかっていること

Q.ドバイにカジノはありますか?

A.いいえ、ドバイではギャンブルが依然として違法であるため、合法的なカジノはありません。

ドバイは、UAE の他の地域と同様に、文化的および宗教的信念によりギャンブルを厳しく禁止しています。

Q.ドバイでギャンブルをすると罰則がありますか?

A.はい、ドバイでギャンブル行為に関与すると、法的問題が発生する可能性があります。

この行為は、最長 2 年の懲役および/または最高 AED 50,000 の罰金につながる可能性があります。

Q.ドバイの将来にカジノ計画はあるか?

A.はい、ドバイはMGMリゾートのような主要パートナーとカジノを計画しています。

UAE政府は2023 年 9 月に国営宝くじと商業賭博の規制枠組みの作成を任務とする一般商業賭博規制庁GCGRAを設立

規制機関の設立と目的

元MGM CEOジム・マレン氏が先頭に立ってUAEに一般商業賭博規制庁(GCGRA)を設立しており、この地域が規制された賭博産業を確立しようとする意図を明確に示しています。

今後の活動の一環として、規制の枠組みのさらなる発展、ライセンスの発行、国内でのゲームおよび宝くじベンチャーの設立と運営の監督に注力する可能性があります。

この展開は、MGM の戦略的ポジショニングと現地パートナーシップと相まって、同社を UAE の新興カジノ市場への潜在的参入企業の最前線に位置付けていることが見受けられます。

ドバイにおけるイスラム法とギャンブル

イスラム法に基づく影響

イスラム法シャリーアでは、ギャンブルは明確に禁止されています。この禁止は単なる文化的規範ではなく、ドバイが主要な首長国であるアラブ首長国連邦(UAE)を含む多くのイスラム諸国の法的枠組みと司法慣行に影響を与える法的義務です。ドバイとより広範なUAEにおけるギャンブルの法的地位は、国の法律と道徳的ガイドラインの基礎となるシャリーアの原則と深く絡み合っています。

法的枠組み

シャリーア法が指針となる一方、UAEの法制度は、公的生活と私的生活のさまざまな側面を統制するために民法の要素も取り入れたハイブリッド構造となっています。現在、UAEはドバイやアブダビのようなホスピタリティと国際都市で知られる世界有数の観光地となっており、訪問者はギャンブルに関する法律を含め、現地の法律を遵守することも求められています。

UAEのカジノに関する業界リーダーの予測

クレイグ・ビリングス – ウィン・リゾーツ CEO

「アラブ首長国連邦には3つか4つのカジノができるだろうと考えています。何をしたいか、どこでやりたいかを決めるのは各首長次第です。」

ビル・ホーンバックル – MGM CEO

「UAEは宝くじから始めてデジタルゲームに進出すると思います。おそらく最初のカジノライセンスはアブダビで発行され、その後にラス・アル・ハイマのウィンで起こっていることが続く可能性があります。」

ブルーノ・アセンソン – ギャンブル弁護士

「イスラム教が支配的な宗教である国には他にもカジノがあるが、宗教は理性ではなく信仰の領域で機能するため、ドバイには克服すべき大きな課題がある。」

UAEとドバイにおけるギャンブルに関する最新情報と経緯

ウィン・リゾーツのラス・アル・ハイマのホテル、ウィン・アル・マルジャン・アイランドがUAE初の商業賭博運営ライセンスを取得したことが確認されました。

MGMリゾーツがアブダビでカジノライセンスを申請。既にUAEの一般商業賭博規制局(GCGRA)に提出したことを確認。

一般商業ゲーミング規制当局(GCGRA)から初となるゲーミングライセンス(宝くじ運営)が発行される。またGCGRAの公式サイトを公開しゲームの種類、ギャンブルの枠組み等の記述を公開。

ウィン・リゾーツの最高コミュニケーション責任者マイケル・ウィーバー氏は、待望のゲーム施設の導入が、待望のリゾートのグランドオープンと戦略的に同期されることを明らかにする。

ウィン・ラス・アル・ハイマは最近、 2027年にオープン予定のゲーミングリゾートの進捗状況を垣間見ることのできる新しい写真を公開した。ウィン・デザイン・アンド・ディベロップメントのトッド・レナハン氏も、リゾートのデザインのインスピレーションについての洞察を共有した。

UAEの主要な賞金抽選プラットフォームであるアブダビのビッグチケットは、UAE賭博規制当局の命令により一時的に運営を停止しました。この一時停止は、規制の調整と運営の見直しが進む中、主催者と規制当局に熟考を促しています。

MGMのCEOは、法的環境に好ましい変化があれば、ドバイでのホテル開発はギャンブルに適応する準備ができていると強調した。

「ブランドとして、私たちは所有施設にカジノを追加することに興味はありません」とブルガリ ホテルズ&リゾーツのシニアディレクター、アティリオ・マロ氏は私たちのチームに語った。同氏は、ギャンブルよりも贅沢さと優雅さを優先し、ドバイへのカジノ統合に反対する同グループの姿勢を強調した。

ビル・ホーンバックル最高経営責任者(CEO)が率いるドバイのMGMリゾーツの「ザ・アイランド」は、25億ドルのプロジェクトで、当初はカジノなしでオープンするが、将来的にはカジノを併設できるように設計されており、この地域のホスピタリティ業界に対する先進的なアプローチを示している。

ウィン・リゾーツのCEO、クレイグ・ビリングス氏は、ウィン・アル・マルジャン島のリゾートがアラブ首長国連邦の観光の宝石として変革をもたらすと予測しており、建設が次の段階へと進み、長期的な株主価値に戦略的に重点が置かれている。

ドバイは、アラビアン ビジネスによる初の「カジノ カウントダウン」カンファレンスでギャンブルの歴史を創り、 UAE が初のギャンブル規制機関である一般商業ギャンブル規制局 (GCGRA)を迎える中で大きな変化の舞台を整えました。

UAEと一般商業賭博規制当局(GCGRA)は、国営宝くじと商業賭博の枠組みを確立するための規制改革の一環として、賞金抽選の一時停止を開始しました。

ドバイは、市内の観光産業が急成長していることから政府高官が「優先事項ではない」とみなし、カジノ計画を保留している。しかし、カジノ・ラス・アル・ハイマのプロジェクトは前進し続けている。

UAEは、利益率の高いギャンブル観光市場を開拓するため、7つの首長国それぞれにカジノライセンスを1つ割り当てる可能性がある。

ブルームバーグは、ギャンブルがUAEに年間最大70億ドルの収益をもたらすと予想している。

アラブ首長国連邦は賭博を規制する連邦機関を設立し、その責任者として米国の賭博業界のベテランを雇用したと、通信社WAMが伝えた。

ウィン・リゾーツは、 2027年にラス・アル・ハイマにカジノメガリゾートをオープンすると発表し、ギャンブルに関して歴史的に課せられた厳格なイスラム法に大きな転換点が訪れることを示唆した。

世界のギャンブル業界は、UAEが湾岸諸国で初めてカジノを合法化し、現在のイスラム法ではカジノが禁止されているにもかかわらず、ギャンブルの中心地としてシンガポールを追い抜く可能性があると予想しているが、公式の計画は依然として不透明である。

UAEのカジノに関する記事