
2025年8月14日、アラブ首長国連邦(UAE)の仲介により、ロシアとウクライナがそれぞれ84人の捕虜を交換したと、UAE外務省が発表しました。これにより、UAEが仲介した捕虜交換の総数は16回、合計4,349人に達しました。※2025年8月15日時点
ゼレンスキー大統領のコメント
ゼレンスキー大統領は、自身のXアカウントでこの捕虜交換について次のように述べました。「我々はウクライナ人を祖国に連れ戻している。今回の交換では、軍人と民間人を含む84人が解放された。ほぼ全員が医療ケアや長期のリハビリを必要としている」と語り、解放された人々の中には2014年からロシアに拘束されていた人々や、マリウポリの防衛戦に参加した「マリウポリの守護者」たちが含まれていると明かしました。さらに、ゼレンスキー大統領はUAEの仲介に感謝し、「我々の前線での勇敢な戦士たちが毎週『交換基金』を増やしている。彼らの勇敢さと効果的な戦いが、こうした解放を可能にしている。今後もさらなる交換が行われるだろう」と続け、捕虜交換の継続に意欲を示しました。
We are bringing Ukrainians back home to Ukraine. A new exchange, 84 people, both military personnel and civilians. Almost all of them require medical care and significant rehabilitation.
— Volodymyr Zelenskyy / Володимир Зеленський (@ZelenskyyUa) August 14, 2025
Among the civilians released today are those who had been held by the Russians since 2014,… pic.twitter.com/ITZDetOHIQ
UAEの役割と外交努力
UAE外務省は、今回の捕虜交換の成功について、ウクライナとロシアの協力に感謝の意を表明しました。国営通信社WAMによると、「今回の成功により、UAEの仲介による捕虜交換は16回を数え、ロシア連邦およびウクライナとの強固で優れた関係が改めて確認された」とのことです。UAEは、ウクライナ紛争の平和的解決を目指す取り組みを継続し、戦争による人道的影響を軽減するための努力を続ける方針を強調しています。
先週、UAEのシェイク・モハメド大統領がモスクワを公式訪問し、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談しました。この会談で、モハメド大統領は捕虜交換の仲介に対するプーチン大統領の協力に感謝し、プーチン大統領もまたUAEの努力を高く評価しました。
今後の展望
ロシアとウクライナは、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻以来、和平交渉が進まない中でも、UAEやサウジアラビアなどの仲介を通じて定期的に捕虜交換を行ってきました。今回の交換は、2024年以降で16回目となり、UAEの信頼性の高い仲介役としての地位をさらに強固なものにしています。
一方で、2025年8月15日、米国のドナルド・トランプ大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領がアラスカ州アンカレッジのエルメンドルフ・リチャードソン統合基地で会談を行いました。この会談は、2022年のウクライナ侵攻以降、プーチン大統領が西側諸国の領土を訪れる初の機会であり、ウクライナ紛争の停戦に向けた協議が主な焦点でした。
会談は約2時間半にわたり行われ、両首脳は共同記者会見に臨みました。しかし、トランプ大統領は「停戦に向けた具体的な合意には至らなかったが、一定の進展はあった」と述べ、具体的な成果は明示されませんでした。プーチン大統領は「ウクライナでの戦争は悲劇であり、終結に誠実な関心がある」と発言しましたが、領土問題など核心的な議題での進展は見られませんでした。
UAEの仲介による捕虜交換は、紛争下での人道的進展として評価されていますが、米ロ首脳会談では停戦に向けた具体的な進展が見られませんでした。ゼレンスキー大統領は、欧州各国との結束を強化し、ウクライナ抜きの交渉を警戒しています。キーウでは市民が「領土の交換ではなく、捕虜の交換を」と訴える集会も開かれ、国民の声が和平交渉に影響を与える可能性があります。
ウクライナ紛争は、市民を含む犠牲者が増え続ける中、和平への道筋は依然不透明です。UAEの仲介による人道的努力と、米ロ間の対話が今後どのように進展するかが注目されます。
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