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ドバイの山岳地方、ハッタ(Hatta)への行き方と観光ガイド

ドバイニュース:ライフ
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最終更新日:

ドバイの喧騒を離れて、雄大なハッタ山岳地方(Hatta)へ出かけてみませんか?本ガイドでは、ドバイ市内からハッタへのアクセス方法と、現地での楽しみ方・アクティビティをあらゆる選択肢で網羅して紹介します。

ハッタ(Hatta)とは

ハッタはアラビア半島の東部に広がるハッジャル山脈(Al Hajar Mountains)の一部で、ドバイ領内で最高標高の「Um Al Nosoor」(母なる鷲の峰)標高およそ1,286 mの地点があります

ハッタの主な観光スポットが集中する地点では約330mと、標高はそれほど高くなく、湖やダム、アウトドア・レジャー施設やホテルがあります。

ちなみにハッジャル山脈の最高峰は、オマーン側のJebel Shamsで、標高は約3,009mとなっています。

ドバイからハッタ(Hatta)への行き方

ハッタはドバイ首長国の飛び地で、市内中心部から東へ約135km、車で約1時間半の場所にあります。

アクセス手段ごとの特徴は以下のとおりです。

レンタカー・自家用車でのアクセス

所要時間: 約90分(道路状況による)。ドバイ市街から高速E44号線経由でシャルジャ-カルバ道路(E102号線)に入るルートが一般的で、距離は約135kmです。市街地を抜ければ景色の良い直線道路が続き、シャルジャの砂漠やハッタ山岳地帯の景観を楽しめます。

ルート概要: 推奨ルートはE44号線からE102号線(Sharjah-Kalba道路)に入り、そのままハッタまでUAE国内を通行する経路です。かつて最短だったE44号線の直行ルート(約96km)は一部オマーン領を通過するため国境検問があり、パスポートや保険書類が必要になります。現在はE102経由の迂回路が整備されており、国境を越えずにハッタへ到達可能です。このルートは多少距離が延びるものの山岳風景が美しく、走り応えがあります。

道路状況・料金: ドバイ市内~ハッタ間の道路は全線舗装されており、普通乗用車でも問題なく走行できます。山道の走行やオフロード体験を予定している場合は、SUVなど四輪駆動車のレンタルが安心です。高速道路の料金所(サリック)は経路によりますが、市内を出るまでに数カ所通過する可能性があります(1ゲートあたり4AED)。ガソリン代は往復で数十AED程度です。


公共交通機関(バス)でのアクセス

所要時間: 約2時間~2時間30分。ドバイ道路交通局(RTA)がハッタ・エクスプレス直通バス (H02) を運行しており、渋滞がなければ1時間55分ほどでドバイからハッタまで到着します。

運行情報: H02路線バスはドバイモールのメインエントランス(観光バス駐車場エリア2)から発車し、ハッタ・バスステーションまで直行します。毎日7:00~19:00の間、2時間おきに出発し、運賃は片道25AEDです(支払いはRTAのNolカード利用)。事前予約不要で、誰でも手軽に利用できます。旧市街デイラ地区から出るローカルバスE16路線(サブハバスターミナル~ハッタ)もあり、こちらは所要約3時間ですが料金が安く各地に停車します。

現地での移動: ハッタのバスステーション到着後、観光スポット巡りには市内循環バス (Hatta Hop-On Hop-Off, H04/H203) が便利です。ハッタ主要観光地を結ぶ路線で、30分毎に駅を発着し、1乗車わずか2AEDで利用できます。Nolカードが使え、ハッタダムやヘリテージビレッジなど各停留所で自由に乗り降り可能です。


ツアー・送迎サービスの利用

所要時間: ツアー内容によりますが、ドバイ発着の日帰りツアーは移動含め約7~8時間が一般的です。朝にドバイ市内を出発し、午後~夕方に帰着するプランが主流です。

主なオプション: 多くの旅行会社やツアー予約サイトでハッタ日帰りツアーが提供されています。四輪駆動車でホテル送迎してくれるプライベートツアーや、大型バスで行く混載ツアーなど様々です。典型的なツアー行程は、ハッタダムでのカヤックや写真撮影、ハッタ・ヘリテージ・ビレッジ観光、ハッタ・ワディハブでのアクティビティ体験(マウンテンバイクや軽ハイキング)などを組み合わせたものです。移動手段やアクティビティ手配を任せられるため、時間効率よく主要スポットを網羅できます。また、現地のアクティビティ会社Hatta Adventuresでは、ハッタ発着で文化探訪とアウトドア体験を組み合わせたパッケージ(例:「Explore Hatta」ツアーはハッタの名所巡り+ダムでのカヤックがセットで大人210AED)なども提供しています


以下に、主なアクセス手段の比較を表にまとめました。

アクセス手段所要時間 (目安)料金 (概算)特記事項・メリット
レンタカー/自家用車約1.5時間
(約130~140km)
レンタカー代(約300AED/日~)+燃料代+高速通行料(サリック4AED×数回)自由度が高く途中観光も可能。E102号経由が推奨。旧E44号線ルートは距離短縮可(約96km)が一部オマーン領通過につきパスポート等必要。
公共バス (Hatta Express)約2時間25AED(片道)ドバイモールから2時間毎に直通運行。Nolカード利用。ハッタで巡回バス乗継可。リーズナブルだが発着時間に注意。
現地ツアー
(送迎サービス)
約7~8時間
(日帰りツアーの場合)
200~400AED/人前後
(ツアー内容による)
ホテル送迎込みのツアー多数。移動中もガイドの解説あり安心。カヤックや食事付きプランも選択可。例:地元発着の半日ツアーで大人約210AED。複数人での参加でコスパ向上。

ハッタ(HATTA)での楽しみ方・主な観光とアクティビティ

雄大な自然に囲まれたハッタでは、アウトドアから観光、宿泊まで多彩な楽しみ方ができます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

アウトドア・アドベンチャー

ハイキング(トレッキング):

ハッタの一帯はハジャル山脈の険しい峰々に囲まれており、整備されたハイキングコースが縦横に伸びています。公式のハッタ登山ルートは全長32.6km・5コースに及び、初心者から上級者まで体力や経験に合わせて選べる難易度グレードが設定されています。山裾のワジ(涸れ川)沿いを歩く初心者コースから、岩場を縫う上級コースまであり、雄大な景色を楽しみながらトレッキング可能です。

「Hatta Sign」トレイル情報(初心者向け)
  • よりアクセスが容易なのが「Hatta Sign」までの往復ルートです。こちらは 約7 km往復、標高差約200 m前後、所要1〜2時間、初心者向け のトレイルとして人気です。
  • Hatta Signは 標高約450 m の位置にあり、頂上付近からのパノラマビューが楽しめます。

Um Al Nosoor(約1,280 m)ハイキング(上級者向け(ガイド推奨))
  • 最大標高:約1,280 mの地点に到達する「Jabal Hatta(Um Al Nosoor)」は、ドバイ領内の最高峰とされる山です。
  • 実際にUm Al Nosoorの登頂を目的とするトレイル情報は主にWikilocなどのGPSトレイルで提供されており、 往復約34 km、標高差およそ1,000 m、所要12〜14時間 の長丁場ルートが報告されていますWikiloc | Trails of the WorldWikiloc | Trails of the World
Um Al Nosoorから約100km離れたブルジュハリファが撮影された。

マウンテンバイク:

起伏に富んだ地形を活かし、ハッタにはマウンテンバイク用トレイルも整備されています。複数のクロスカントリーコースが設定され、初心者から経験豊富なライダーまであらゆるレベルに対応しています。Hatta Wadi Hub(後述)ではマウンテンバイクのレンタルや装備の貸し出しも行っており、ヘルメット着用など安全に楽しめる環境が整っています。毎年イベントや大会も開催されるなど、地域を挙げて盛り上げているアクティビティです。visithatta.com

カヤック&ウォータースポーツ:

ハッタ最大の名所ともいえるハッタ・ダム(貯水湖)では、エメラルドグリーンに輝く静かな水面でのカヤックが人気です。周囲を峻険な山々に囲まれた人造湖で、カヤックを漕ぎ出せば別世界の静けさを味わえます。専用の「Hatta Kayak(ハッタ・カヤック)visithatta.com」センターでシングル・タンデムカヤックをレンタルでき、1艇あたり約60AED(時間無制限)で気の済むまで湖上散策できますhattakayak.com

カヤック以外にもペダル式の水上自転車やドーナツ型ボート、団体向けのモーターボートツアーなど種類が豊富で、家族やグループでも楽しめます。なおハッタダム自体での遊泳は禁止ですが、近隣の岩場に自然のロックプールがあり夏季には泳げる場所もあります。

ハッタ・ワディハブ(Hatta Wadi Hub):

アウトドア好きなら見逃せないのが、アクティビティ複合施設のHatta Wadi Hubです。大自然を活かした冒険スポーツのテーマパークで、スリル満点のアトラクションが揃っています。

代表的なものは、全長350mのツインジップライン(2人同時滑走タイプ)や、中東初登場の巨大スライダー「Hatta Drop-In」です。ドロップインは高さ15mの滑り台からプールに飛び込む絶叫アトラクションで、最大時速40~80kmに達するスリルが味わえます。visithatta.com

他にも、斜面を浮き輪で滑走するグラスチュービングや、巨大な透明ボールに入って転がるゾーブ(zorbing)、子供も楽しめるトランポリン施設、弓矢や斧の投擲体験(アーチェリー・アックススローイング)等々、数え切れないほどのアクティビティが用意されています。まさに「冒険好きの楽園」とも言えるスポットで、家族連れから若者グループまで一日中遊ぶことができます。visithatta.com

入場自体は無料で、各アクティビティごとに料金を支払う形式です(例:ゾーブ1回55AED、アーチェリー大人50AEDなど)。季節によって営業時間が異なるため、事前に公式サイトで確認しましょう。visithatta.com

その他アウトドア

この他、涼しい季節には乗馬トレイルも人気です。地元クラブの「Hatta Horses」では、美しいアラビアンホースで湖畔や山麓を巡る乗馬体験ができ、30分50AEDから手軽に試せますvisithatta.com

朝夕の涼しい時間帯にガイドと共に自然の中を散策するコースや、途中でバーベキュー付きライドなどユニークなプランも用意されていますvisithatta.com(夏季は暑いため休止)。キャンプ好きな方には、後述のキャンプサイトでテント泊しながら満天の星空を楽しむこともできます。


歴史・観光スポット

ハッタ・ヘリテージ・ビレッジ(Hatta Heritage Village):

ハッタの文化と歴史に触れるなら、ハッタ・ヘリテージ・ビレッジ(伝統村)が外せません。オアシス定住地として3000年以上の歴史を持つハッタの古い集落を再現・復元した野外博物館で、2001年にオープンしました。村内には当時の住居や要塞、作物の貯蔵庫など30棟以上の建物が立ち並び、伝統的な生活様式を学ぶことができます。入場料は無料で、地元ガイドによる案内(英語)も行われています。年代物の工芸品や農具の展示もあり、エミラティの文化に興味がある方やお子様連れの学習目的にも最適です。visithatta.com

ハッタ・ダム(Hatta Dam):

前述のカヤックで有名なハッタ・ダムは、ハッタ随一の景勝地です。車でダム堤頂まで登ると、静寂なエメラルドグリーンの湖と周囲の山々が織りなす絶景を一望できます。「ドバイの秘境」とも呼ばれるこの場所は、地域で最も美しく静かなスポットの一つで、リラックスしたい旅行者に大人気です。堤防道路から湖畔まで降りる階段も整備されており、写真撮影スポットも多数あります。日中は日差しが強いので、朝夕の時間帯に訪れると幻想的な景色に出会えるでしょう。hertz.ae

ハッタ360展望タワー(Hatta Watchtower):

村の背後の小高い丘の上には、360度見渡せる展望塔があります。これは1880年頃に建てられた軍事見張り塔で、周辺部族からの侵攻を防ぐ目的がありました。現在は修復され、無料で24時間入場可能な展望ポイントとなっています。塔へは短い登山道を10分ほど歩いてアクセスでき、頂上からはハッタ村とオアシス、背後の山々を一望できます。「HATTA」の巨大サイン(ハリウッドサイン風のランドマーク)も近くの山腹に設置されており、塔からそのサインと風景を一緒に写真に収めることもできます。visithatta.com

ハッタ・ヒルパーク(Hatta Hill Park):

2004年に整備された市民公園で、町の中心部近くの丘全体が緑地として整備されています。頂上には小さな塔があり、ここからも村と山並みを望むことができます。園内にはピクニックやバーベキュー用の東屋やベンチが点在し、木陰も多く取られているため昼間でも快適です。子供向けの遊具広場や運動場も備わっており、地元ファミリーの憩いの場となっています。旅の途中でお弁当を広げて一息つくのにぴったりでしょう。

ハッタ・ハニービー・ガーデン(Hatta Honey Bee Discovery Centre):

珍しいミツバチのテーマパークもハッタにはあります。25年以上の養蜂の経験をもつ施設で、最新設備を用いた養蜂の現場を見学したり、蜂蜜絞り体験のワークショップに参加できます。防護服を着て安全にミツバチの巣箱を間近で観察できるとあって、子供から大人まで大人気です。採れたて蜂蜜の試食や購入もでき、記念品にも喜ばれます。開館時間は朝9時~夕方5時で、不定休のため事前確認が推奨されます。visithatta.com

その他の見どころ:

この他、小さなスポットながらユニークな見所も点在しています。例えばハッタ・ファラジ(Hatta Falaj)は、19世紀から使われていた伝統的な灌漑用水路で、山から引いた湧水が今もオアシスを潤しています。ヘリテージ村近くの「白鳥湖(Swan Lake)」では、水浴びに集まる野鳥を観察でき、餌付けも体験できます。湖畔ではスワン型の足こぎボートのレンタルもあり、15分60AEDで家族連れに好評です。さらに郊外には古代墓(Hatta Ancient Tombs)と推定される遺跡や、昔ながらのシーシャ(パームヤシ)農園、ローカルのラクダ飼育農場など、素朴な魅力に触れられるスポットも点在しています。visithatta.com


宿泊・滞在先

日帰り観光も可能なハッタですが、時間が許せばぜひ一泊して大自然の夜を満喫してみてください。ハッタにはホテルからキャンプ場までユニークな宿泊施設が揃っています。代表的なオプションは次のとおりです。

宿泊スタイル施設例・名称特徴・概要
ホテル(リゾート)JAハッタ・フォート・ホテルドバイ首長国で唯一のマウンテンリゾート。緑に囲まれた4つ星ホテルでファミリーに理想的。プール・レストランなど付帯設備充実。
グランピング・ロッジハッタ・ダマニ・ロッジハッタ丘陵に点在する山小屋風ロッジ。自然景観と調和した設計で日の出・夕景も絶景。宿泊者は18種類の冒険アクティビティ無料特典付き。
トレーラー宿泊ハッタ・キャラバンパークヴィンテージ調キャンピングトレーラー泊。各ユニットに専用ポーチと設備完備。2~4人用。こちらも宿泊者向けアクティビティ特典あり。
ドームテントハッタ・ドーム・パーク専用温水プール付きの大型ドーム型テント。カップルや小家族向けの高級グランピング。プライベートデッキで星空鑑賞や静寂な滞在が可能。
キャンプ場ハッタ・キャンプサイト自前のテントで宿泊可能な公共キャンプ場。基本的な水場・トイレ設備あり。焚き火やBBQを楽しみつつ大自然の夜を体験。
貸別荘・農園ステイハッタ・サンライズファーム など地元農園の一棟貸しヴィラ。プライベートプール付きや多数収容の別荘もあり、グループ旅行向き。ローカル文化に触れるプライベート滞在を満喫。

夏季休業期間に休業する主な施設・アクティビティ

ドバイ首長国の山岳リゾート地であるハッタでは、毎年夏季(気温の非常に高い7~9月頃)に一部施設が一時クローズとなります。特にHatta Resortsが運営するグランピング施設や宿泊施設は暑い夏の間は営業を休止し、次のシーズン(秋以降)の予約受付のみ行われます。具体的な休業対象は次のとおりです

  • 宿泊グランピング施設 – Hatta Resortsの提供するエコグランピング宿泊施設(例えばダマニ・ロッジ, ドーム(個別プール付テント), キャラバン(トレーラーハウス), ヴィンテージ・キャンパー, キャンプサイト等)は夏季シーズン中はすべて営業を停止しています
  • 一部アクティビティ(Hatta Wadi Hub内) – ハッタのアウトドアアクティビティ拠点であるHatta Wadi Hubでは、夏季は高温のため通常シーズンに提供されるアクティビティのうちいくつかが休止されます。例えば、高所アスレチックの「Hatta Aerial Adventure Park」は夏季シーズン中は水~日の営業が休止となり(平日月・火も定休日)、斧投げ体験の「アックススローイング」も夏季期間は全曜日で休業となっています。これらのアクティビティは気温が下がる10月頃に営業再開される予定です。
  • シーズンオフ期間 – ハッタのアウトドア施設全般の営業スケジュールは例年、10月初旬~翌年5月初旬がオンシーズンとなり、暑さが本格化する5月中旬から夏季(6~9月)にかけてはオフシーズン(休業期間)となります。実際、2025年のハッタWadi Hubおよびグランピング施設は5月15日をもって夏季休業に入りました。そのため、この時期(7~9月)は常設宿泊施設や通常の屋外アクティビティの多くがクローズとなります。

夏季休業期間中でも体験可能なサービス・アクティビティ

夏季オフシーズン中でも、ハッタでは早朝や夕方の涼しい時間帯を中心に楽しめる体験がいくつか残されています。公式サイトや現地情報によれば、以下のようなサービス・アクティビティは夏の間も利用可能です。

Hatta Wadi Hubのサマーアクティビティ

グランピング施設は閉じていますが、ハッタ・ワディハブ自体は夏季にも限定的に営業を続けています。特に2025年シーズンには6月9日~9月15日の期間「サマーオファー」として、水~日の夕方時間帯に主要アクティビティを体験できる特別プログラムが実施されました。このサマーオファーでは、以下のような4種類のアクティビティがまとめて楽しめます:

  • ドロップイン・スライド(高さ15mのウォータースライダーでプールに飛び込むスリル満点の滑り台)
  • アーチェリー(的当てアーチェリー体験)
  • ツインジップライン(350mの山岳ジップラインを2人並んで滑走)
  • バンジートランポリン(子供向け大型トランポリン)

夏季のワディハブは基本的に水曜日~日曜日の夕方~夜(例: 16:00~19:00頃)に営業し、上記アクティビティを割引料金で提供しています。これにより、夏の間でも日中の猛暑を避けつつ、ある程度の冒険アクティビティを継続して楽しむことができます。

ハッタ・カヤック(Hatta Kayak)

ハッタダム湖上でのカヤック体験は、夏季休業期間中でも引き続き営業しています。夏場は営業時間帯が調整されており、早朝と夕方以降の涼しい時間帯に利用可能です。例えば平日(月~木)は7:00~11:00と15:00~21:00、週末(金~日)は7:00~21:00通しで営業しており、気温の穏やかな時間にカヤックやペダルボート、ドーナツボートなどで美しい山岳景観の湖上散策が楽しめます。ハッタダム自体は15分ほど離れていますが、Wadi Hub休業中でもこのダム湖でのボートアクティビティは夏でも利用可能です。

ハイキング・マウンテンバイク

ハッタ周辺の山岳トレイルは整備されており、ハイキングマウンテンバイクは年間を通じて自己責任で楽しむことができます。特に全長52kmに及ぶマウンテンバイク用「ハッタ・トレイルズ」は通年開放されており、夏でも利用可能です(ただし日中の酷暑を避け早朝や夕方に利用するのがおすすめです)。夏季には日の出前後や日没前後の時間帯に合わせたガイド付きのハイキングツアーも開催されており、涼しい時間に専門ガイドとハッタの雄大な自然を歩くサンライズ/サンセットハイクが体験できます。これらアウトドアアクティビティは暑さ対策をしながらであれば夏でも楽しめます。

地元観光スポット(文化・景観)

ハッタの伝統文化や景勝地を巡る観光は夏季でも可能です。例えばハッタ・ヘリテージ・ビレッジ(伝統家屋を復元した野外博物館)は夏季も通常通り毎日開館しており、土~木曜は朝7時30分から夜20時30分まで、金曜は午後14時30分から営業しています(入場無料)。また山頂の見張り塔であるハッタ360展望台(ウォッチタワー)は24時間いつでも訪問可能な開放スポットで、ハッタ全景を見渡す絶景ポイントとして夏夜のドライブ途中にも立ち寄れます。さらにハッタ・ハニービー・ガーデン&ディスカバリーセンター(養蜂農園の見学施設)は夏季も通常通り毎日9時~17時に開館しており、家族連れに人気の体験型スポットです。これら地元の観光施設は屋内展示や日陰もあるため、炎天下でも比較的訪れやすいでしょう。

以上のように、ハッタでは夏季休業期間中、グランピング宿泊や一部の激しい屋外アクティビティこそ休止となりますが、早朝・夕方を中心にカヤックやトレッキング、マウンテンバイクなどの自然アクティビティを楽しんだり、ヘリテージビレッジ見学などで文化的側面を味わったりすることが可能です。


ドバイからのショートトリップとは思えないダイナミックなハッタ体験を計画してみてください。大自然と文化が融合するハッタで、思い出に残るひとときを過ごしてみてください。

Source:ドバイ政府観光局公式サイト

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