
UAEで近々導入されるかもしれない未来的な交通システムに「シーグライダー」。
この路線が実現した場合、アブダビとドバイをわずか30分で結び、料金は約165ディルハムで、ヘリコプターよりも早く、タクシーよりも安くなることを目指します。

この新たなモビリティは、航空機のスピードと船のアクセス性を兼ね備えた全電気自動車で、ドバイやアブダビなどの沿岸都市間の移動を想定して設計されています。
シーグライダーの特徴
シーグライダーは3つの異なるモードで展開します。
ドックでは水上飛行機のように浮かんでいる状態で安全に安定して乗り込みます。
ドックを離れると水中翼船で浮上します。水中翼船は水面から浮上する事で波に対する高い耐性と快適性と安全性をもたらします。
マリーナや港を出ると、船の往来が少ない外洋に出ます。そこからは最高時速約289キロの速度で外洋上を低空飛行で移動します。
現在開発モデルのスペック

乗客12名(+乗員2名)
積載量 1,600kg
航続距離 300km
離陸騒音レベル 59dBA
時速約300km
電気100% 排気ゼロ
シーグライダーについては2月11日にドバイで開催された世界政府サミットで、システムと技術のプレゼンテーションが行われました。
プレゼンテーションを行ったのはアメリカの新興企業でシーグライダーを開発する、リージェント クラフト社で、シーグライダーへの関心はUAEでは世界平均よりもはるかに高く、回答者の98%がこの輸送手段に関心を示したのに対し、世界全体では86%だったと述べています。
UAEの人口の約85%は海岸沿いに住んでおり、回答者の半数以上が少なくとも月に1回は2大都市間を移動しているといいます。

アブダビ投資局は、2024年にこの開発とUAEへの導入に向けて協力する協定に署名をしています。
ドバイやアブダビで近い将来に導入される「空飛ぶタクシー」や「レールバス」などに続いて「シーグライダー」も、未来の交通モビリティとして導入される可能性があります。
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