現在、ドバイでカジノ運営に前向きな姿勢を示しているのは、ラスベガスに本社を置き、複数のリゾートホテルを運営するMGMリゾーツです。
MGMリゾーツは、ドバイに「MGMグランド」「ベラージオ」「アリア」の3つのホテルブランドを開発・オープンする予定で、これらはラスベガスでもホスピタリティ業界で高い評価を受けているブランドです。
開発が進められている場所は、ブルジュ・アル・アラブの沖合に位置する人工島「ザ・アイランド」で、正式なオープン日は未発表ですが、2028年になる可能性が高いと見られています。
ホテルにカジノ施設は作られるのか?
2024年9月、MGMのCEOであるホーンバックル氏は「ドバイでカジノの許可はまだ下りておらず、当初はゲーミングのない複合施設としてオープンする」と述べています。
また、同氏はドバイでカジノが許可された場合には、ゲーミング施設を追加する準備があると話しています。
現在はアブダビでのギャンブルライセンスのみを対象に入札を行っているとのことです。
2024年10月現在、UAEでギャンブルライセンスを持つことが確認されている唯一のホテルは、2027年にラス・アル・ハイマにオープン予定の「ウィン・マルジャン」のみです。
カジノ以外にも期待されること
ホーンバックル氏は2024年9月に、ザ・アイランドに観客を魅了する「ドバイ・スフィア」を設置すると明らかにしました。この「ドバイ・スフィア」は、ラスベガスのスフィアをモデルにしたMGM版の施設で、島にさらなるベガスの雰囲気をもたらすことが期待されています。
ドバイ・スフィアは3つのホテルの中心に位置する予定で、ホーンバックル氏は、ラスベガスのスフィアと比べて小規模ながら「同様に魅力的」な施設になると述べています。
このスフィアの開発は、ラスベガスのオリジナルとは提携関係になく、当面はMGMが独自に進める予定です。
まとめ
現在ドバイにはカジノは無く、ドバイでギャンブルライセンスを申請、または発行されたという開発企業の情報もまだありません。
将来的な可能性として、今回紹介したMGMリゾーツが最もドバイでのカジノ施設を含めたホテルをオープンさせる可能性を秘めています。