
ドバイ警察が、驚くべき快挙を成し遂げました。バッテリー駆動の小型ドローンが時速580キロメートルという驚異的な速度を叩き出し、ギネス世界記録に認定されたのです。この速さは、多くの高級スポーツカー(スーパーカー)を上回るレベル。風の影響を排除するための厳しいテストをクリアしたこのドローンは、ドバイの先進技術を世界にアピールする象徴となりました。
記録の舞台裏:Al Qudra砂漠で繰り広げられたスピードバトル
記録達成の場所は、ドバイ近郊の広大な砂漠地帯「Al Qudra(アル・クドラ)」。2025年6月22日、ここでドバイ警察のチームがテストを実施しました。ギネス記録のルールは厳しく、風の影響を避けるため、ドローンは同じ距離を反対方向に2回飛行し、その平均速度で判定されます。この方法で測った結果、平均時速580kmを記録。まるでF1カーのようなスピードですが、機体は手のひらサイズの小型クアッドコプター(4つのプロペラ付きドローン)です。

このカテゴリは「バッテリー駆動のリモコン操作クアッドコプターの地上最速速度」。前回の記録保持者も同じ開発チームの前作で、平均時速約480kmでした。今回はそれを大幅に上回り、世界一の座を獲得したのです。
※インスタグラムの動画で様子を見ることができます。
開発秘話:南アフリカの父子コンビとドバイのコラボレーション
このドローン「Peregreen 3(ペレグリーン3)」は、ドバイ警察の無人航空システムセンターで開発されました。鍵を握ったのは、南アフリカ・ウェスタンケープ州在住の父子エンジニア、ルーク・ベルさんとマイク・ベルさん。ドローン競技界で知られる彼らは、以前のモデル「Peregreen 2」で2024年にギネス記録を樹立した実績があります。Peregreen 3は軽量素材と高出力モーターを駆使し、バッテリーの限界を突破。リモコン操作でこれだけの速さを出すのは、まさにエンジニアリングの粋を集めた成果です。
ドバイ警察は「地元チームと国際的な専門家との協力が、こんなブレークスルーを生んだ」と強調。ドバイの「スマートシティ」構想の一環として、こうしたプロジェクトが次々と生まれています。
ドバイの未来を変える? 警察業務の革新へ
この記録は、単なる「速さ自慢」ではありません。ドバイ警察によると、高速ドローンは今後、緊急時の支援、迅速な現場対応、監視活動で大活躍する予定です。例えば、事故現場への即時物資輸送や、広大な砂漠での捜索・救出。AIや他のスマートツールと組み合わせることで、ドバイは「世界で最も先進的な警察モデル」を目指しています。
ドバイはすでにドローンを交通管理や観光ガイドに活用中ですが、このPeregreen 3のような高速機は、セキュリティのレベルをさらに引き上げます。エミレーツ(首長国連邦)の野心的な技術投資が、こうしたイノベーションを後押ししているのです。日本から見ても、ドバイのスピード感は羨ましい限り。東京の渋滞とは正反対の、砂漠を駆け抜ける未来の警察像が目に浮かびますね。
ギネス認定が多いドバイならではの、新たな記録といったところですね。
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