
ドバイ政府は、暗号通貨取引プラットフォームのCrypto.comと提携し、公共サービスの料金を暗号通貨で支払える仕組みを導入しました。この取り組みにより、個人や企業はCrypto.comのデジタルウォレットを利用して、政府の各種サービスの支払いが可能になります。
Dubai Finance (DOF) has signed a Memorandum of Understanding (MoU) with https://t.co/HZnta4pnXb, a globally recognised cryptocurrency trading platform, to enable the payment of government service fees using cryptocurrencies—an initiative that marks a significant step in advancing… pic.twitter.com/iOh7kOz50p
— Dubai Media Office (@DXBMediaOffice) May 12, 2025
提携の概要と目的
提携の目的は、ドバイのキャッシュレス化を促進し、金融分野の革新を加速させることです。これはドバイの経済アジェンダD33の一部であり、2026年までに公共および民間セクターの取引の90%以上をキャッシュレスにする目標をサポートします。
Crypto.comの社長兼COOであるEric Anzianiは、「ドバイ政府はキャッシュレス社会の実現に向けたグローバルなビジョンを持っています」と述べ、Crypto.comがこのイニシアチブをサポートすることを誇りに思っているとコメントしました。
支払い方法とインフラ
このシステムでは、住民や企業はCrypto.comのデジタルウォレットを使用して政府サービスの料金を支払うことができます。Crypto.comは、暗号通貨を即座にディルハムに変換するインフラを提供し、支払いが政府の金融システムにスムーズに統合されるようにします。これにより、ユーザーは交換や変換を心配せずに暗号通貨を利用できます。
ドバイのデジタル経済戦略との関連
ドバイはこれまで、ブロックチェーン技術を活用した行政サービスを導入するなど、デジタル経済の発展に力を入れてきました。例えば、2021年のエミレーツブロックチェーン戦略では、政府取引の50%以上をブロックチェーンに移行する目標が設定されました(Digital Dubai)。今回のCrypto.comとの提携は、この戦略の延長線上にあるもので、暗号通貨とブロックチェーン技術の活用をさらに広げる重要なステップと評価されています。
追加の動向
Crypto.comはドバイに機関投資家向けの取引所を開設する計画も進めており、地域の金融市場に新たな可能性をもたらすと期待されています。また、Crypto.comは最近、ドバイイスラム銀行(DIB)との別のパートナーシップも発表しており、UAEでの市場拡大を続けています。
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