UAEにはオマーンとの「二重飛地」がある
UAE領のシャールジャ首長国にはオマーン領の飛地、マダ(Madha)があります、そして更にマダの中にUAE領シャールジャ首長国の飛地ナワ(Nahwa)があるという珍しい二重飛地があります。
UAEとオマーンの二重飛地マップ
元より住む部族が、どちらの国に属するかの関係でこのような二重飛地となっており、オマーンとUAE両政府で解消する交渉をしましたが、部族に反対され現在も二重飛地となっている。
世界一高価なナンバープレート
UAEの特権階級の間では、シンプルな数字だけのナンバープレートがステータスの象徴となっており、オークションで高値で取引されています。例えば、「1」や「7」といったシングルナンバーは、何百万ドルもの値がつけられることがあり、世界で最も高価なナンバープレートの例として注目されています。2024年10月に開かれたオークションで「AA17」が802万ディルハム(約3億2千万円)で落札されています。
UAE国内で見た場合、ナンバープレートの過去最高落札価格は、アブダビの「1」で5,220万AED(約15億7,000万円)の値で落札されています。
ドバイには現金ではなく、ゴールドで引き出せるATMがある
UAEの一部には、現金だけでなく金(ゴールド)の延べ棒やコインを購入できるATMがあります。このATMは高級ホテルやショッピングモールに設置されており、UAEが世界的に有名なゴールド市場であることを象徴しています。
世界最古の真珠がアブダビで発見される
2019年10月アブダビ沖のマラワ島にある同国最古の建築物跡の床から、約8000年前(紀元前6,000年頃)の世界最古の真珠が発見されたとアブダビ文化観光局から発表されました。この発見は、UAEが古くから真珠の取引で栄えていたことを示しており、UAEの経済史における重要な役割を果たしています。
世界最大のペルシャ絨毯
アブダビのシェイク・ザイード・グランドモスクには、世界最大の手織りペルシャ絨毯が敷かれています。このカーペットはイランの伝統技術を駆使して製作され、総面積は5627平方メートルに及びます。製作には1200人以上の職人が関わり、約2年かけて完成しました。
ラクダレースのジョッキーはロボット
UAEでは、ラクダレースが非常に人気のある伝統スポーツですが、かつては子供がジョッキーとして乗っていました。現在では技術の進化により、ロボットジョッキーがレースで使用されています。このロボットはラクダに乗り、遠隔操作でレースを行うため、安全性や倫理性が向上しました。
世界で最も傾いたキャピタルゲートビル
キャピタルゲートは、アブダビにある象徴的な建造物で、18度の角度で傾き、35の巨大なフロアにまたがっています。有名なピサの斜塔に触発されたこのエキシビションセンターの建築デザインは、世界で最も遠い人工タワーとしてギネスブックに選ばれました。
キャピタルゲートの傾きとねじれた構造の建設には、従来の規範に逆らい、建築の可能性の限界を押し広げる画期的なエンジニアリング技術が含まれているといいます。
鷹専門の病院がある
鷹狩りなど伝統的なスポーツを行うUAEのアブダビには、「アブダビ・ファルコン病院」という鷹専門の病院があります。ここでは鷹の医療が整備されており、手術や健康診断、リハビリ施設も備えています。観光客向けに見学ツアーも実施されており、UAEの伝統と自然保護を垣間見ることができます。
UAEの国旗は、新聞のデザインコンテストで決めている
UAE国旗の起源は1,000を超えるデザインが寄せられた新聞コンテストから選ばれ決まりました。
デザインの優勝者は当時19歳の若者で、彼はアブダビのムシュリフ宮殿に掲げられるまで、自分のデザインが選ばれたことさえ知らなかったそうです。
▼国旗のもつ色の意味
白 – アラブ首長国連邦の人々を特徴づける善行、寛大さ
赤 – 祖国とその功績、そしてその価値を守るために、前世代のアラブ首長国連邦国民が払った犠牲
緑 – 成長、繁栄、活気に満ちた活力
黒 – 強さ、回復力、勇気