今日のドバイ
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現地情報

アラビア湾に面した小さな漁村から国際的なビジネスハブとなったドバイについて、現地の基本的な情報を解説します。

現地の基本情報

地理と気候

ドバイはアラブ首長国連邦(UAE)の中で最も人口が多い都市であり、ペルシャ湾に面しています。気候は砂漠気候で、年間を通じて暖かく、夏季には気温が40度以上になることもあります。冬季(10月から4月まで)は比較的涼しく、最適な観光シーズンとなります。

言語

公用語はアラビア語ですが、ビジネスや日常生活では英語が広く使われています。

通貨・支払い方法

UAEの通貨はディルハム(AED)です。クレジットカードも広く受け入れられており、キャッシュレス化が進み「現金不可」の店もあるほどですが、小規模な店舗やマーケットでは現金が必要になることもあります。

交通

ドバイの公共交通機関は非常に整備されており、メトロ、バス、タクシー、そして伝統的な「アブラ」(ボート)が利用可能です。また、ドバイは車社会でもあり、レンタカーを利用する人も多いです。

宗教

ドバイはイスラム教の国であり、その伝統や習慣は日常生活のあらゆる側面に影響を与えています。モスクの呼びかけ(アザーン)は一日5回聞くことができます。

観光

ドバイは「ブルジュ・ハリファ」(世界最高のビル)や「ブルジュ・アラブ」(世界で唯一の7つ星ホテル)など、多くの有名なランドマークを持っています。また、「ドバイ・モール」や「モール・オブ・エミレーツ」などの巨大なショッピングモール、歴史的な「ゴールド・スーク」や「スパイス・スーク」など、ショッピングの場所も豊富です。

ビジネス

ドバイは多くの国際企業がオフィスを構え、また「フリーゾーン」を設けて海外からの投資を促進しています。ビジネス環境は非常に活発で、新興企業から大手企業まで幅広いビジネスが行われています。⇒法人設立に関してはこちら

食文化

ドバイの食文化は多様性に富んでいます。地元のアラブ料理から、インド、アジア、ヨーロッパの料理まで、世界中の料理が楽しめます。特に有名なのは、シャワルマ(ケバブに似た肉のロールサンドイッチ)、フムス、タブレ(パセリとブルグルのサラダ)などです。

エンターテイメント

ドバイはエンターテイメントの宝庫です。水族館、テーマパーク、ヨットクルージング、デザートサファリ、スキーレジャー施設など、さまざまなアクティビティが楽しめます。また、年間を通じてさまざまなフェスティバルやイベントが開催されており、新たな楽しみが常に待っています。

アートと文化

ドバイは近年、アートと文化の中心地としての地位を確立しています。アル・セルカル・アベニュー地区には数多くのギャラリーがあり、現代アートを堪能することができます。また、ドバイ・オペラハウスでは世界レベルのパフォーマンスを観ることが可能です。

教育

ドバイには多くの国際学校があり、幅広い教育ニーズに対応しています。また、大学や専門学校も充実しており、多くの学生が世界中から集まっています。

健康と医療

ドバイの医療サービスは非常に高い水準にあり、先進的な医療施設が揃っています。公立病院と私立病院の両方があり、一部の診療所では多言語でのサービスを提供しています。

安全性

ドバイは全世界的に見ても治安が良く、非常に安全な都市とされています。警察は効率的かつ専門的で、市民と観光客の安全を確保しています。

ドバイの物価事情

VAT(付加価値税)

何事も税金がかからないと知られてきたドバイですが、VAT(付加価値税)と呼ばれ、日用品や食品・レストラン飲食代など一部が対象で税率5%がかかる日本の消費税のようなものが2018年から導入されています。

食費

ドバイの食事はエリアによりますが、日本より高めです。一例として、ランチで平均3600円、ディナーでは5800円程かかります。 お酒を含めた場合は更に高くなり、ホテルでビールなど飲む場合は1杯で1000円~1500円程かかります。 マックなどのファストフードもセットで900円~1000円と若干日本より高めです。

光熱費

ドバイで単身生活した場合の電気水道代の平均は2万円程で日本より若干高めです。 コンロはIHタイプが一般的でガスタイプには追加契約が必要になる場合あり。

交通機関

・空港タクシー:ドバイ国際空港から専用の空港タクシーを利用する場合、初乗りでAED 25(約1,020円)かかり、1キロ単価AED 2.19(約89円)かかります。
・タクシー:初乗りでAED 5(約200円)で、近距離でも最低支払価格はAED 12(約490円)払う必要があります。
・メトロ:(ドバイ地下鉄)はノルカード(スイカやパスモのようなもの)を駅や空港で作成することができ、一般的なレッドカードならAED 4(約163円)~AED 8.5(約346円)でドバイの地下鉄路線を回れます。
⇒メトロの詳細はこちらから

観光アクティビティ

観光大国であるため非常に高く設定されています。富裕層向けのアクティビティで1万円を超えるものが多くあります。 砂漠ツアーや展望台のチケットに関しては約4000円から購入できる場所もあるようです。

水道・トイレ・ネットなどの環境

水道水

ドバイでは水道水を直接飲むことも可能ですが、炎天下で水分補給が必要になるため、ミネラルウォーターを持ち歩くことをおすすめします。
ミネラルウォーターの値段も500mlが約40円~80円と手頃な価格でコンビニやスーパーで購入できます。

トイレ

現在のドバイのトイレ事情は、観光客が立ち寄るであろう、ホテルやモールなどは比較的新しい為、トイレもそれなりに最新なものが設置されており、 トイレ先進国の日本人も驚くような技術とデザインも目にすることもあるでしょう。
観光地などは、トイレの清掃もこまめにされており、日本人にも安心して利用できる清潔なトイレがほとんどです。

トイレの注意点
  • 便座が四角く巨大:ドバイのトイレは日本では見慣れない、便座が四角く巨大なタイプのものが多く、日本の感覚で座ると注意が必要です
  • 男女の表記が同系色:ドバイのトイレマークは男女のサインが日本のように青と赤ではなく同系色で表示されており、デザインをよく見ないと間違えてしまうので注意してください

住所がないドバイ

日本では普通に存在する住所が、もともと砂漠地帯だったドバイにはありません。
なので観光などタクシーに乗る際は建物や道路の名称を伝えるか、確認できるマップを見せる必要があります。
荷物などを送る際にはビル名やエリアの名前を記載しますが、配達員は必ず事前に電話連絡をし、近くの目印などランドマークを確認してくるので電話の記載は必須です。

住所の代わりにマカニ・ナンバー

住んでる場所に郵便物を送る際にさすがに詳細地がわからないと不便なため、各建物に10桁の数字が付与される「マカニ・ナンバー」がドバイ政府から発行されました。 マカニ・ナンバーは専用アプリにその建物の数字を入力すると正確な場所が確認できるようになっています。

私書箱「P.O.Box」

日本の私書箱のように使える「P.O.Box」は会社や個人単位で契約でき、主に郵便物などのやり取りにはこちらを利用している人が多いようです。プランや設置する場所によって費用も異なります。 基本的に郵便局内に設置された物より居住地などに設置する「P.O.Box」は高くなります。

ドバイはその豊かな文化、発展したインフラ、先進的なビジネス環境、多様な娯楽施設などで、世界中から人々を引きつけています。それぞれのエリアには独自の魅力があり、新しい発見や体験が待っています。