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ナスダック・ドバイ(Nasdaq Dubai)

ナスダック・ドバイ(Nasdaq Dubai)とは?

ナスダック・ドバイ(Nasdaq Dubai)は、中東地域における国際的な証券取引所であり、2005年に設立されました。UAE(アラブ首長国連邦)のドバイ国際金融センター(DIFC)に拠点を構え、世界中の投資家に向けた取引プラットフォームを提供しています。

ナスダック・ドバイの特徴

ナスダック・ドバイは、アラブ首長国連邦の規制機関である「ドバイ金融サービス機構(DFSA)」によって監督されており、国際基準に基づいた取引環境を提供しています。以下の特徴が挙げられます。

  • 国際市場とのつながり:ナスダック・ドバイは、世界的な証券取引所であるNasdaq(米国)と連携し、国際的な投資家向けに開かれた市場を提供。
  • 幅広い金融商品:株式、債券、ETF、イスラム金融商品(スークークなど)を含む多様な金融資産を取り扱う。
  • ドル建て取引:多くの銘柄は米ドル建てで取引され、国際投資家にとって利便性が高い。
  • 中東地域の企業上場:UAEをはじめとする中東・北アフリカ(MENA)地域の企業が上場可能。

上場企業と主な取引銘柄

Nasdaq Dubaiには、UAEやサウジアラビア、エジプトなどの企業だけでなく、世界各国の企業が上場しています。特に以下のような企業や金融商品が取引されています。

  • DP World(世界的な港湾運営会社)
  • イスラム債(スークーク)(シャリア準拠の金融商品)
  • 政府・企業債券(中東諸国の政府および民間企業による発行)
  • 米国株デリバティブ商品(Apple、Tesla、Amazonなどの米国企業のデリバティブ取引)

取引方法と規制

NASDAQ Dubaiの取引は、登録されたブローカーを通じて行われます。取引時間はアラビア標準時(GMT+4)に基づいており、欧米およびアジアの市場とも一部重なる時間帯に取引が可能です。

規制面では、ドバイ金融サービス機構(DFSA)が市場の公正性と透明性を維持するための監督を行っています。さらに、DIFC内にある金融機関と連携することで、国際的なコンプライアンス基準を満たしています。