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中東在住者が知っておくべき中東の米軍基地情報

ドバイニュース:ライフ
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最終更新日:

2025年6月24日、中東地域はアメリカによるイラン核施設への攻撃と、それに対するイランの報復としてカタールのアル・ウデイド空軍基地へのミサイル攻撃により、緊張が高まっています。UAEに住む日本人にとって、地域の安全保障や生活への影響が気になる状況です。この記事では、UAE在住の日本人向けに、現在の情勢と中東の米軍基地に関する情報をわかりやすくまとめ、安心して生活を続けるためのポイントを解説します。

現在の情勢:カタールでの攻撃とその背景

6月22日、アメリカはイランの核施設(フォルドゥ、ナタンズ、エスファハーン)を爆撃しました。これに対し、6月23日、イランは報復としてカタールのアル・ウデイド空軍基地にミサイル攻撃を仕掛けました。カタール外務省によると、ミサイルはほぼ全て迎撃され、人的被害は報告されていません。カタールは一時的に空域を閉鎖しましたが、現在は再開しています。この攻撃は「象徴的」とされ、米国とイランの緊張緩和の兆しも見られますが、地域の不安定さは続いています。

UAEでは、6月19日頃からアル・ダフラ空軍基地で従業員家族の避難が始まったとの情報がX上で報告されています。これにより、UAE在住の日本人コミュニティでも不安が高まっている可能性があります。

6/24時点

カタール政府の仲介によりイランがイスラエルとの停戦に合意したとトランプ大統領のSNSで発表されたとのことです。
※イスラエル、イラン両政府、現時点で停戦への合意を公式には確認されていない。

UAE在住日本人が知っておくべき米軍基地情報

アメリカは中東に約40,000~50,000人の兵士を配備し、複数の軍事基地を運営しています。UAEを含む主要な基地とその役割を以下にまとめます。

中東にある主要な米軍基地の一部

※2025年6月時点

基地名主な役割主要な特徴特筆すべき最近の出来事
カタール
米軍:約10,000人
アル・ウデイド空軍基地 (Al Udeid Air Base)空軍作戦、CENTCOM前方司令部、地域ロジスティクス中東最大、約10,000人駐留 (2022年時点では約8,000人) 、100機以上収容 、24ヘクタール  2025年6月23日、イランによるミサイル攻撃を受けるも、迎撃され死傷者なし  
バーレーン
米軍:約9,000人
海軍支援活動バーレーン (Naval Support Activity Bahrain)米海軍第5艦隊本部、海上作戦支援約9,000人の国防総省関係者が駐留 、ペルシャ湾、紅海、アラビア海の一部を担当  2010年から5年間で5億8000万ドルの拡張計画  
アラブ首長国連邦 (UAE)
米軍:約3,500人
アル・ダフラ空軍基地 (Al Dhafra Air Base)空軍作戦、ISIL対策、偵察活動F-22、F-35、U-2、グローバルホークなどの先進航空機を配備 、380th航空遠征航空団の本拠地  2022年1月24日、フーシ派のミサイル攻撃をパトリオットミサイルで迎撃  
ジェベル・アリ港 (Jebel Ali Port)海軍寄港地、ロジスティクス支援正式な軍事基地ではないが、米海軍最大の寄港地 、空母や艦船が利用  米海軍の重要な補給・停泊地点
クウェート
米軍:約13,500人
キャンプ・アリフジャン (Camp Arifjan)陸軍中央司令部前方司令部、ロジスティクスハブ1999年建設 、陸軍の物流・指揮の中心 、中東全域の部隊の主要な通過点  地域作戦の兵站上の要衝として継続的に運用
アリ・アル・サレム空軍基地 (Ali Al Salem Air Base)空軍作戦、イラク・シリア国境支援イラク国境から約40km 、「ザ・ロック」と呼ばれる 、386th航空遠征航空団の本拠地  イラク戦争時に急速に拡張  
キャンプ・ブエリング (Camp Buehring)部隊展開の中継地点、訓練2003年イラク戦争時に設立 、イラク・シリアへの展開部隊の主要な通過点  部隊の順応と最終装備の準備に利用  
サウジアラビア
米軍:約2,700人
プリンス・スルタン空軍基地 (Prince Sultan Air Base)統合防空ミサイル防衛 (IAMD)リヤドの南60km 、2,321人の米軍兵士が駐留 (2024年時点) 、パトリオットミサイル、THAADシステムを配備  地域におけるミサイル防衛能力の強化
イラク
米軍:約2,500人
アイン・アル・アサード空軍基地 (Ain Al Asad Air Base)イラク治安部隊支援、NATO任務アンバール県に位置  2025年6月23日、イラン政府は米軍が駐留するイラク西部のアサド空軍基地を標的にミサイルを発射  
アルビル空軍基地 (Erbil Air Base)対ISIL作戦、クルド人勢力との連携クルド人自治区に位置 、訓練と情報共有のハブ  米軍部隊のバグダッドからクルド人自治区への段階的移動計画  
ヨルダン
米軍:約3,813人
ムワッファク・アル・サルティ空軍基地 (Muwaffaq al Salti Air Base)空軍任務アズラクに位置 、米空軍第332航空遠征団が駐留  対過激派作戦と地域安定化のプラットフォーム
イスラエルディモナ・レーダー施設 (Dimona Radar Facility)弾道ミサイル追跡、早期警戒ディモナ近郊に位置 、2つの400mのレーダー塔 、AN/TPY-2 Xバンドレーダー  イランからの脅威に対応する米軍が運用 、イスラエルに二次情報を提供  

基地がないが米軍が駐留する場所

  • エジプト(シナイ半島): 多国籍軍・監視団(MFO)の一環で平和維持活動に従事。
  • オマーン: RAFO Thumrait空軍基地をミッションごとに使用。約600人。
  • シリア: クルド人勢力と連携し、約900人が前線基地で活動(2024年10月時点、)。

UAEの米軍駐留基地

アル・ダフラ空軍基地 (Al Dhafra Air Base)

アル・ダフラ空軍基地は、アブダビの南に位置し、UAE空軍と共有されている重要な米空軍の拠点である 。この基地は、ISILに対する主要な任務を支援し、地域全体の偵察活動を支援してきた 。F-15C/E、F-22Aラプター、2019年4月に配備されたF-35AライトニングII、KC-10A空中給油機、E-3セントリー(AWACS)、U-2S/RQ-4グローバルホークなどの先進的な航空機を運用していることが知られている 。また、第380航空遠征航空団の本拠地でもある 。  

アル・ダフラ空軍基地で給油をするアメリカ空軍 E-3セントリー / ウィキペディア

2022年1月24日には、フーシ派のズルフィカール弾道ミサイルによる攻撃を受けた。基地を狙った2発のミサイルは、UAE軍の努力と連携して米国のパトリオットミサイルによって迎撃され、破壊され、着弾は防がれた 。この攻撃に対応して、F-22ラプターが「米国支援の多角的なデモンストレーション」として配備された 。  

ジェベル・アリ港 (Jebel Ali Port)

ジェベル・アリ港は、正式な軍事基地ではないが、中東における米海軍最大の寄港地として確認されている 。この港は、米国の航空母艦やその他の大型海軍艦船が定期的に利用している 。  

停泊するアメリカ海軍の空母ジョン・C・ステニス / ウィキペディア

ジェベル・アリ港の重要性は、その民間港としての地位にもかかわらず、兵站の柔軟性とアラビア湾における海軍作戦の維持のために、ホスト国の支援とアクセス協定に米軍が依存していることを示している。この「駐留ではなくアクセス」というモデル(または「リリーパッド」戦略)は、戦略的な柔軟性を提供し、目に見える足跡を減らし、パートナーのインフラを活用することを可能にする。これは、戦力投射に対する実用的なアプローチを示しており、大規模で固定された軍事施設を持たなくても、堅牢な海軍プレゼンスを維持し、危機に対応することを可能にする。この適応性は、中東における米国の進化する戦略の鍵であり、明白な駐留と機敏な対応のバランスを取っている。

UAE在住日本人の懸念と対応策

1. 安全への影響

カタールの攻撃では被害がなく、UAEの基地も現時点で攻撃の報告はありません。ただし、イランは米軍基地を攻撃対象とみなしており、UAEのアル・ダフラ基地もリスクがゼロではありません。UAE政府は安定を重視し、外交と対話を優先する姿勢を示しています。また、UAEの原子力規制庁はイランの核施設の動向を監視し、UAEへの影響はないと確認しています。

在UAE日本大使館は以下の注意喚起を出しています。

  • 引き続き、正確な情報を入手するとともに、UAE国内の米軍基地(アルダフラ空軍基地)など米国関係施設、及びイスラエル関係施設には近づかないで下さい。
  • ザーイド国際空港の離発着状況等にも影響がある可能性がありますので、最新情報の入手に努めてください。
    https://www.zayedinternationalairport.ae/en/

対応策:

緊急時には、下記の大使館代表電話へ

2. 生活への影響

カタールの攻撃後、原油価格が一時7%下落し、エネルギー市場への影響は限定的と見られます。UAEの日常生活(交通、商業、観光)は通常通りで、ドバイやアブダビの治安は安定しています。日本人コミュニティ(例: ドバイ日本人会)も通常の活動を継続中です。

対応策:

  • 日常生活の維持: 過度な不安を抱かず、通常の生活を続ける。ただし、ニュースを注視。
  • コミュニティとの連携: 日本人学校やコミュニティで情報共有し、互いにサポート。

3. 旅行や移動の注意

カタールやバーレーンが一時的に空域を閉鎖したように、地域の航空便に影響が出る可能性があります。UAEの空港は通常運用ですが、状況に応じて遅延や変更が予想されます。

対応策:

  • 航空便の確認: エミレーツ航空やエティハド航空のウェブサイトでフライト状況をチェック。
  • 渡航計画: 中東地域への旅行は慎重に計画し、日本外務省の渡航情報を確認。
    日本外務省 中東の海外安全情報一覧

UAEの姿勢と日本へのメッセージ

UAEは、シェイク・モハメド大統領のリーダーシップの下、外交と対話を通じて地域の安定を目指しています。カタール攻撃に対し、UAEを含む湾岸諸国はイランの行動を非難しつつ、緊張緩和を求める声明を発表。日本はUAEの重要な経済パートナーであり、UAE政府は日本人住民の安全を重視しています。

日本人へのメッセージ: UAEは安全で安定した国ですが、情勢が不安定な時期は冷静な対応が重要です。日本大使館や現地当局の指示に従い、正確な情報を基に行動してください。地域の緊張は外交努力で緩和される可能性があり、過剰な心配は不要です。


カタールのアル・ウデイド空軍基地への攻撃は、UAE在住の日本人にとって懸念材料ですが、UAEの基地や日常生活への直接的な影響は現時点でありません。アル・ダフラ基地など中東の米軍基地は重要な役割を担っており、イランの報復リスクが存在しますが、UAEは安定維持に努めています。日本人住民は、公式な情報源を活用し、冷静に日常生活を続けることが大切です。

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