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ドバイの不動産トークン化プロジェクト:XRP Ledgerで未来の投資を切り開く

ドバイニュース:不動産
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最終更新日:

ドバイ土地局(DLD)は、2025年3月19日に中東初の政府支援による不動産トークン化プロジェクトを開始しました。このプロジェクトでは、不動産フィンテック企業Prypcoおよびトークン化専門企業Ctrl Altと提携し、XRP Ledger(XRPL)のブロックチェーン技術を活用しています。ドバイの不動産市場をデジタル化し、誰でも手軽に投資できる未来の実現を目指しています。

本記事では、「不動産トークン化」の意味やプロジェクトの詳細を解説します。

不動産トークン化とは

不動産トークン化とは、不動産をデジタルな「トークン(小さな単位)」に分割し、ブロックチェーン技術で管理・取引する仕組みです。「トークン化」という言葉は、英語の「Tokenisation(トークン化)」から来ています。

「トークン」は、ゲームセンターのコインやポイントカードのポイントのような「小さな価値の単位」をイメージしてください。不動産をトークン化すると、大きな物件を小さなデジタル資産に分け、誰でも手軽に投資できるようになります。

具体的な特徴は以下の通りです:

  • 不動産を「分割」して投資可能:一つの不動産を小さな「トークン」に分け、投資家が予算に応じて購入できます。たとえば、1億円のマンションを1000万トークンに分割すれば、1トークン10万円で投資可能です。
  • ブロックチェーンで安全性と透明性を確保:トークンはブロックチェーン上に記録され、取引履歴が公開されるため、改ざんが難しく、安心して投資できます。
  • 少額投資で不動産市場に参加:従来、不動産投資には数百万円以上の資金が必要でしたが、トークン化なら数万円から高級不動産に投資可能。

この仕組みはクラウドファンディングと似ていますが、ブロックチェーンを使い、所有権を明確に管理する点で、より先進的です。

ドバイの不動産トークン化プロジェクトの概要

ドバイ土地局は、中東で初めて不動産の権利書(タイトルディード)をトークン化するプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは、Real Estate Innovation Initiative(REES)の一環として、以下の機関と協力して進められています:

REESとはドバイ土地局(DLD)が進める不動産業界の革新を促進し、都市の景観を再定義するプロジェクト

  • ドバイ仮想資産規制局(VARA):仮想資産の規制を担当。
  • ドバイ未来財団(DFF):イノベーションを推進監督。
  • Ctrl Alt:トークン化の技術基盤を提供。
  • Prypco:プラットフォーム開発及び運用。

プロジェクトの目標

  • グローバルなテクノロジー企業の誘致:世界の不動産テック企業をドバイに呼び込み、技術革新を推進。
  • 投資機会の拡大:複数の投資家が一つの不動産を共同所有できるようにし、投資の敷居を下げる。
  • ドバイの競争力強化:仮想資産の地域・グローバルハブとしての地位を確立。
  • 透明性とガバナンスの向上:ブロックチェーンで取引の透明性を高め、投資家を保護。
  • イノベーションの促進:新しい不動産投資商品やサービスを開発。

Prypco Mintプラットフォーム

DLDは、不動産フィンテック企業Prypcoおよびトークン化専門企業Ctrl Altと協力し、「Prypco Mint」というプラットフォームを開発(試験運用中)しました。このプラットフォームでは:

  • 投資額: 最低2000ディルハム(約7.4万円、1 AED ≈ 37 JPY)からドバイの不動産に投資可能。
  • 対象者: 初期段階ではUAEのID保持者に限定されているが、将来的にグローバル投資家にも開放予定。
  • 通貨: 取引は暗号通貨ではなく、UAEの現地通貨(ディルハム)を使用。

ブロックチェーン技術にXRPLを採用

ドバイの不動産トークン化のブロックチェーンの技術には、Ripple社のXRP(エックスアールピー)など暗号通貨でも知られるXRP Ledger(XRPL)のブロックチェーン技術を採用したとCtrl Altが報じています。Ctrl Alt

XRP Ledgerが選ばれた理由

  • 高速かつ低コスト
    XRPLは、1日約200万トランザクションを処理し、取引手数料がほぼゼロに近い(約0.002円)。これにより、少額投資でもコストがかからず、投資家にとって魅力的です。
  • 信頼性と実績
    XRPLは2012年から稼働し、10年以上の安定運用実績があります。他のプロジェクト(例:英国のArchaxによる資金トークン化)でも使用され、資産トークン化に適していると評価されています。
  • 政府との連携
    Ctrl Altは、XRPLをDLDのシステムに直接統合し、従来の登記簿とブロックチェーンの記録を同期。これにより、法的効力を持つデジタル所有権を実現しています。
  • スケーラビリティ
    大規模な不動産市場に対応するため、XRPLの高スループット(大量の取引処理能力)が適していると判断されました。

Ripple社とXRP、XRP Ledgerの関係

このプロジェクトで使われるXRP Ledgerは、Ripple社が深く関与していますが、以下のように役割が分かれます:

  • XRP: XRPLの技術で運用されている仮想通貨で、リップル(Ripple)社が開発。今回のプロジェクトでは、取引はディルハムで行われるため、仮想通貨のXRPは直接使用されていません。
  • XRP Ledger(XRPL): 分散型のパブリックブロックチェーン技術で、誰でも開発に参加可能。Ripple社が主要な開発者だが、オープンソースでコミュニティも貢献。
  • Ripple社: XRPLの主要開発者であり、決済ソリューション(RippleNetなど)を提供。ドバイプロジェクトでは直接のパートナーではないが、XRPLの採用により間接的に恩恵を受ける。

Ripple社はXRPLのコードを維持し、ネットワークのバリデーター(検証者)の数%を運営しますが、XRPLは分散型で、Ripple社が単独で制御するものではありません。

市場規模の予測

DLDは、不動産トークン化市場が2033年までに600億ディルハム(約2.2兆円、1 AED ≈ 36.72 JPY)に成長し、ドバイの不動産取引の7%を占めると予測。この数字は、プロジェクトの大きな経済的影響を示しています。

プロジェクトの具体的な取り組み

パイロットフェーズの開始

2025年に始まったパイロットフェーズでは、以下の活動が行われています:

  • ワークショップの開催:不動産トークン化に特化したワークショップを開催。世界の不動産テック企業が集まり、技術やビジネスの可能性を議論。
  • 実証実験:実際の不動産をトークン化し、取引の仕組みや規制の適用性をテスト。

このフェーズの結果を分析し、課題を解決後、本格導入へ移行します。

技術の仕組み

  • 不動産のトークン化:たとえば、ドバイの高級マンションをトークン化する場合、価値を評価し、1000個のトークンに分割。各トークンは所有権の一部を表します。
  • ブロックチェーンでの管理:トークンはブロックチェーン上で発行・取引され、所有権の移転や取引履歴が記録。
  • 投資家の参加:投資家は専用プラットフォームでトークンを購入し、予算に応じたシェアを取得。

ドバイ、不動産トークン化の現状ステータス
2025年5月時点ではパイロットフェーズ進行中、3,000人以上が登録。運用開始は未定。

日本人にとっての意義とメリット

投資のハードルが下がる

日本では、不動産投資はマンションや戸建てを丸ごと購入するイメージが強いですが、トークン化により以下のメリットが生まれます:

  • 少額から投資可能:数万円からドバイの高級不動産に投資でき、若い投資家や資金が限られた人でも参加可能。
  • ポートフォリオの多様化:日本国内だけでなく、国際的な不動産市場に投資し、リスクを分散。
  • 流動性の向上:トークンは取引所で売買でき、従来の不動産投資より換金が容易。

ブロックチェーンにより取引履歴が公開され、詐欺や不正のリスクが低減。海外不動産投資の「信頼性」の課題が軽減され、日本人投資家にとって魅力的です。

他国の不動産トークン化事例

ルクセンブルク

  • 概要: 高級不動産をトークン化し、少額投資で部分所有を可能に。
  • 特徴: 2021年に「ブロックチェーン法IV」を制定し、デジタル資産の管理を強化。投資家保護と技術革新を両立。
  • 具体例: 豪華な別荘や高級ビルをトークン化。専用プラットフォームで管理コストを削減し、数万円から投資可能。
  • 意義: 高級不動産へのアクセスを民主化し、投資の敷居を下げる。

カナダ

  • 概要: 大規模な住宅開発をトークン化し、投資機会を拡大。
  • 特徴: ブロックチェーンを活用し、透明性と流動性を向上。
  • 具体例: T-RIZE Groupが2024年に960戸の住宅開発(プロジェクト・シャンフルーリ)を3億ドル(約450億円)でトークン化。
  • 意義: 大規模プロジェクトに個人投資家が参加可能になり、不動産市場の活性化に貢献。

インド

  • 概要: データセンターなど成長分野の不動産をトークン化。
  • 特徴: XRP Ledger(XRPL)など高速なブロックチェーンを活用。
  • 具体例: Aurum Equity Partnersが2024年に10億ドル(約1500億円)のファンドを立ち上げ、グローバルなデータセンター投資をトークン化。
  • 意義: テクノロジーインフラへの投資を個人に開放し、新興市場の成長を加速。

アメリカ合衆国

  • 概要: 多様な不動産(住宅、商業、債務)をトークン化し、市場規模が大きい。
  • 特徴: 規制環境が整い、クラウドファンディングプラットフォームと連携。
  • 具体例:
    • Kin Capitalが2025年に1億ドル(約150億円)の不動産債務ファンドをChintaiブロックチェーンで計画。
    • Figure Technologiesが2023年に130億ドル以上の住宅ローン担保証券(HELOC)をトークン化。
    • New Silverが2021年にCentrifugeプロトコルでブリッジローンのトークン化を実施。
  • 意義: 多様な投資商品を提供し、個人投資家の参加を促進。

スイス

  • 概要: 住宅・商業不動産をトークン化し、投資家に多様な選択肢を提供。
  • 特徴: 「クリプトバレー(ツーク)」として知られ、ブロックチェーンに優しい環境。投資家保護が強固。
  • 具体例: 具体的なプロジェクト名は不明だが、プラットフォームを通じてトークン化が進む。
  • 意義: 透明な規制と技術革新で、グローバル投資家を引き付ける。

ドイツ

  • 概要: 不動産債券や物件をトークン化し、効率的な投資を実現。
  • 特徴: Bitbondなどのプラットフォームがトークン化債券を発行し、管理負担を軽減。
  • 具体例: 商業ビルや住宅のトークン化が進む(具体的なプロジェクトは未公開)。
  • 意義: 規制環境の整備で、トークン化市場が急成長。

シンガポール

  • 概要: 都市開発や商業不動産をトークン化し、アジアの投資ハブとして注目。
  • 特徴: 強固な財産権と透明性。政府がブロックチェーン技術を支援。
  • 具体例: 具体的なプロジェクトは不明だが、住宅・商業物件のトークン化が進む。
  • 意義: アジアの投資家に新たな機会を提供し、市場の国際化を推進。

マルタ

  • 概要: 「ブロックチェーン島」として、住宅・商業不動産をトークン化。
  • 特徴: ブロックチェーンと暗号資産に特化した規制を整備。
  • 具体例: トークン化プラットフォームで不動産投資を促進(具体例は未公開)。
  • 意義: 小国ながら、ブロックチェーン技術の先進地として投資を誘致

日本

日本は不動産トークン化の分野で世界をリードしており、以下のような具体的なプロジェクトがあります。

  • 三井物産デジタルアセットマネジメント: 三井物産が17億円の住宅物件をトークン化し、MUFGと「Progmat」のブロックチェーン技術を活用。新しい資産運用サービス「ALTERNA」が稼働。
  • Progmat:MUFGが支援し、海外不動産のトークン化を検討。単一物件を信託を通じてトークン化。
  • Kenedix: 2021年8月に日本初の不動産セキュリティトークンオファリング(STO)を実施し、現在までに約1400億円の資産をトークン化。賃貸物件(Koletシリーズ)も対象にしています。
  • SecuritizeとLIFULL: 2020年にブロックチェーンを活用した不動産投資プラットフォームを開発し、地方の住宅再生を目的としたクラウドファンディングを推進。

Source:CoinDesk

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